唐丹人に聞く
2011年3月11日の東日本大震災発生時を起点として震災後の状況、今後の課題などをインタビューしていきます。
ここでは、できるだけ地域の歴史や文化に根ざした内容をめざします。
鹿踊りの復活は難しいですが、かさ上げされた田んぼで米づくりをがんばります
鈴木賢一 さん
荒川の鹿踊り(ししおどり)は、鹿の頭(かしら)をつけ、2メートルくらいのささらを上に向けて腰にさし、長いささらを頭上で豪快に揺らし太鼓を叩きながら踊ります。この踊りを代々支え、受け継いできた鈴木家〈屋号:小倉口(こなくち)〉の当主、鈴木賢一さんのお話をうかがうことができました。
〈取材協力:木下敏正 さん/行山流舞川鹿躍保存会〉
津波直後は、100人くらいの方を社務所でお世話しました
天照御祖神社宮司 河東直江さん
満開の桜の下、参勤交代の侍や神楽や虎舞に手踊りの女性たち、稚児装束の子どもたちが練り歩く「釜石さくら祭り」。唐丹町民総出で行われるこの祭りを代々執り行ってきたのが、天照御祖(あまてらすみおや)神社の宮司である河東家です。現在の当主、河東直江さんにお話しをうかがうことができました。